おセンチ
十五夜と十三夜のお月見の両方を見ず、どちらか片方の月だけ見ることを、読んで字のごとく「片見月」、または「片月見」といい、縁起が悪いとされていた。
ということをこないだ母に聴き、知った。
母もつい最近まで知らなかったらしく、十五夜と十三夜は同じ場所で同じ人とお月見をしないと縁起が悪いって話をきいたらしい。これは、恋人とまた会うための口実だったといわれてる。
そんな口実つくんないと会えなかったのかって考えると切ないけど、ロマンチックとも言えるのだろうか
十五夜の夜はあまり月が見えなかったが、昨日の夜は綺麗に月が見えた。
秋の風を感じながらの月見は、心にすっーと染み渡った。月見をするのは、秋の月が素晴らしいということもあるけど、流れるあの空気が特別で素敵な空間を生み出しているのだろう。
最近、バイト三昧で疲れている。
けれど、卒論の調査、友人との時間をもつ、活字に触れる、家族との時間、大切な人の嬉しい報せ。考えてみればとても幸せな毎日。
卒業が迫っていて、思ってもいないタイミングで胸がきゅっとなる。
愛おしいと思えるような時間や空間が確かに私の中にあるようです。